ジェネリック医薬品(後発品)は諸外国に比べ、日本では余り普及が進んでいないという問題点があります。
現状では、ジェネリック医薬品の普及が進んでいるイギリスの55%、アメリカの53%、ドイツの46%と比べ、日本は17%と普及が進んでいません。
その背景には、ジェネリック医薬品を作る製薬会社の中には、緊急時に即、薬を納品できるような体制になかったり、安定した供給が難しい等という作り手側の問題や、処方する側である医師等の理解や認識不足なども挙げられています。
また、ジェネリック医薬品を作る製薬会社の場合は、後発隊なので新薬として研究開発に勤しんだ製薬会社が持っている研究プロセスデータや、臨床研究データ、発売後の副作用に関するデータ持たず、そのことによる不安がぬぐえないという印象があるのも問題のようです。
また「先発医薬品」の場合は後からその薬の適応症が見つかることもあり、その場合は、特許期間が過ぎてジェネリック医薬品として製造することはできても、後から承認された適応症はまだ特許期間中でそれは使えないということもあります。
さらに薬の添加物に関しては「先発医薬品」と同じでなくても構わないので、ジェネリック医薬品と「先発医薬品」との間では、添加物の違いがあることがあります。患者側がその添加物に対してアレルギーを持っていることも考えられるので、注意をしなくてはならないのも問題点の一つでしょう。またコマーシャルにもあるように、患者側が医師に対して安価な「ジェネリックにしてください!」と言いづらいという日本人特有の遠慮があることも、普及しない要素として考えられるでしょう。